その他の吉日・凶日
その他の吉日・凶日
日本の暦には、六曜以外にも日々の吉凶を示す暦注が存在します。伝統的な暦体系には数多くの吉日と凶日がありますが、ここではその中から代表的なものをご紹介します。
- 一粒万倍日 (いちりゅうまんばいび)
- 「一粒の籾が万倍にも実る」という意味を持つ吉日。新しい事業の開始、開店、投資、入籍など、小さな始まりが大きな成果に繋がるとされています。一方で、借金や揉め事など、負の要素も万倍に膨らむとされるため注意が必要です。
- 天赦日 (てんしゃび)
- 「天が全ての罪を赦す日」とされ、日本の暦の中で最も縁起が良いとされる最上の吉日です。年に5〜6回しか訪れない大変貴重な日で、あらゆる障害が取り除かれると信じられています。
- 寅の日 (とらのひ)
- 虎の黄金色の体毛から金運に結び付けられる吉日です。「虎は千里行って千里帰る」のことわざから、旅立ちや、出したものが無事に戻ってくるという意味で、旅行や投資に適しているとされます。
- 巳の日/己巳の日 (みのひ/つちのとみのひ)
- 芸術や財運を司る弁財天の使いとされる蛇(巳)に縁のある日。金運に関わる行動に適しています。さらに、十干の「己(つちのと)」が重なる「己巳の日」は、巳の日の中でも特に縁起が良いとされています。
- 不成就日 (ふじょうじゅび)
- その名の通り、何事も成就しないとされる凶日です。何かを始める日としては避けられる傾向にあり、他の吉日と重なる場合はその吉日の力を弱めるとも考えられています。
注:一粒万倍日、天赦日、不成就日は選日(せんじつ)に分類され、六曜などの標準的な暦注以外の特別な吉凶日を指します。一方、寅の日、巳の日、己巳の日は干支(えと)に基づく吉日で、十支と十二支を組み合わせた伝統的な暦法により、古代中国の思想に基づいて定められています。